アメリカ人の健康のために蕎麦を!

開拓舎の栗田です。前回の「アメリカ蕎麦旅行記(2)」に続き、今回はメイン州ポートランドでの印象的な出来事をご紹介します。大石農産の大石社長のお供として開拓舎の栗田をアメリカへ招待してくれたのは日本食レストラン『与作』の経営者、佐藤さんです。

IMG_0181.JPG彼は蕎麦の製粉から蕎麦打ちまでを『与作』で行い、自身の店で美味しい蕎麦を提供することはもちろん、アメリカ人の健康を考えてアメリカに蕎麦文化を広げようとしています。私達は彼の想いに共鳴し、応援しています。

 

蕎麦でつながる不思議なご縁


大石農産の大石社長と開拓舎栗田がポートランドに到着した頃、佐藤さんはちょうどウイリアムズさんが生産した蕎麦を使い、手打ちを試していた時期で「蕎麦がつながらないんだよなぁ...」と困っていました。

そこで栗田がお土産に持って行った海霧蕎麦の粉を渡しました。佐藤さんがすぐに試してみたところ、その違いは歴然としていました。
「なんでつながるんだー!!!帯広のお蕎麦屋さんの人に、こんなつながりやすい蕎麦粉を使って蕎麦を打てて幸せだな!って言っておいてくださいよ」と、佐藤さんは感動していました。

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その後、佐藤さんと私達が海霧蕎麦の粉で打った蕎麦を試食している時に、偶然日本人のご家族がやってきました。

「私達はN.Y.から来たんですが、日本の方ですよね??」と尋ねられ、佐藤さんは「そうか、わざわざN.Y.から。ちょうどいい!さっき打ったばかりの手打ち蕎麦を食べさせてあげるよ」と、手打ちの海霧蕎麦を出しました。

IMG_0192.JPG大石農産の大石社長が大樹町で生産し、開拓舎の栗田が製粉した海霧蕎麦を、ポートランドに住む佐藤さんが打ち、N.Y.在住の日本人が食べる...なんとも不思議なご縁ですね。

日本人ご家族は帰り際に「どれも美味しかったけど、蕎麦が一番でした!」と喜んでいました。その一言で、また栗田のモチベーションが倍増したことは言うまでもありません。


「お客さまに本物の蕎麦を美味しく食べてもらい健康になってもらうこと」...開拓舎と佐藤さんの夢は同じです。今現在、アメリカでは製粉から始めた手打ち蕎麦を提供しているお店は、ほとんどありません。佐藤さん自身は70歳代とは到底思えないパワフルな方で、蕎麦の事業は「人生最後の大勝負」と語っていました。

みんなでトラブルを解決


佐藤さんは開拓舎が使っている名古屋のメーカーの製粉機を購入されました。今回、大石農産の大石社長と開拓舎の栗田は、実際に購入した製粉機を拝見しました。

日本とは電圧が違う、さらにアメリカでは電圧が一定ではないとのことで、変圧器を使っていました。ほかにも日本から送られた機械を実際に動かすには、いろいろと工夫が必要だったようです。
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私達が見学しにきた際も脱皮機が故障していました。大石社長が中を調べて名古屋のメーカーに問い合わせして、結局、部品交換が必要だとわかりました。

名古屋のメーカーさんは時差を考えてアメリカの昼、日本では夜の23時ぐらいに電話をくれて大変親切にしていただきました。交換の部品を送ってもらい、現在は順調に稼働しているそうです。

課題の解決に向けて

IMG_0193.JPGアメリカ蕎麦旅行記は今後も続きますが、帰国後のちょっとした小話をご紹介します。

「ウイリアムズさんの蕎麦は水分が多すぎる」という課題は、帰国後かなり経ってから佐藤さんに状況を聞いてみたところ、収穫直後は水分が多すぎるものの一定期間保存しておくことで乾燥し水分量が少なくなることがわかったそうです。

佐藤さんは課題の解決に向け、色々と試行錯誤しているようです。さて、次回はアメリカのスポーツ文化やポートランドの魅力をご紹介したいと思います。

アメリカ蕎麦旅行記 目次

アメリカ蕎麦旅行記(1)
アメリカ蕎麦旅行記(2)
アメリカ蕎麦旅行記(3)
アメリカ蕎麦旅行記(4)
アメリカ蕎麦旅行記(5)

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